2021-06-08 第204回国会 衆議院 総務委員会 第19号
まず一つが、資料三を見ていただきたいんですけれども、人口千人当たりの臨床医師数の国際比較を見てみると、日本は二・四九で、下から数えたら早いぐらい。お医者さんの数が国際的には少ないと言えます。それから、こっちの資料一、医療分野についての国際比較のところで見てみると、人口千人当たりの総病床数は日本が一番多いわけです。そして平均在院日数を見てみると、これも日本は世界の平均から比べて断トツで多い。
まず一つが、資料三を見ていただきたいんですけれども、人口千人当たりの臨床医師数の国際比較を見てみると、日本は二・四九で、下から数えたら早いぐらい。お医者さんの数が国際的には少ないと言えます。それから、こっちの資料一、医療分野についての国際比較のところで見てみると、人口千人当たりの総病床数は日本が一番多いわけです。そして平均在院日数を見てみると、これも日本は世界の平均から比べて断トツで多い。
日本の人口千人当たり臨床医師数は二・四人で、OECD加盟国平均の二・九人を下回り、絶対的な医師不足であることをまず指摘しなければなりません。これは、政府が長年にわたり、医師が過剰になるとの想定で、閣議決定により医学部の定員抑制を行ってきた結果であり、国民からの強い要望を受けて医学部の定員増が図られたのは二〇〇八年になってからです。
○政府参考人(武田俊彦君) 今、人口当たりの医師数、それから病床当たりの臨床医師数についての御質問がございました。 我が国の人口十万人当たりの医師数でございますが、平成二十八年時点では二百五十一・七人となっておりまして、現在の医学部定員数が平成三十一年頃まで維持されると仮定をしますと、平成三十七年頃には現在のOECD加重平均値二百九十人くらいに達する見込みでございます。
このことが、結果として、実は病床数当たりの、例えて言いますと、臨床医師数であるとか臨床看護職員数を出しますと、ほかの国と極端に低いという数字になります。ですから、このことだけでどうこうと言うべきではないと思いますが、ただ、絶対数としても、上から二列目のところにありますように、千人当たり臨床医師数は決して高いわけではないのも事実でございます。
例えば、OECDの調査などを見ても、国際比較で、OECDの人口千人当たりの臨床医師数を見ると、平均が三・一に対し、日本が二・二。OECD加盟国の平均よりも十四万人も少ないという現状があります。 こういった点を踏まえて、しっかりとした増員策を大きく打ち出していく、医師養成を拡大すると同時に必要な場所に医学部の新設を認める、こういう方向にこそ、今改めて踏み出していくときだと思っています。
人口千人当たりの臨床医師数で見ましても、OECDの単純平均で三・一人に対して、日本は二・二人ということで、OECDと比べても少ないのかなというふうに思います。 西高東低の傾向というのも、都道府県別人口十万人対医師数で見ますと、最大の京都府が二百八十六・二人に対して、最少の埼玉県が百四十二・六人ということで、二倍以上の差があるわけでございます。
また、なお、平成十六年末における我が国の人口千人当たりの臨床医師数は二・〇人とOECD平均を下回っておりますが、例えば米国やイギリスなどはこの医師に対して患者のフリーアクセスが言わば制限をされているわけでありますが、日本は皆保険制度の中で完全にフリーアクセスが保障されていると、こういう違いもございます。
○松谷政府参考人 委員御指摘のとおり、現時点での臨床医師数を比較した場合、我が国の人口当たりの医師数は、OECDの平均を下回ってございます。今先生、OECDの平均を三・一というふうにおっしゃいましたけれども、単純平均するとそうなんですが、人口比がそれぞれ国によって違いますので、加重平均をいたしますと二・六人ということでございます。
○政府参考人(松谷有希雄君) 先生御指摘のとおり、現時点での臨床医師数を比較した場合、我が国の人口当たりの医師数は米国あるいは英国などを下回っているわけでございます。国土の規模あるいは医療提供の仕組みが国ごとにそれぞれ異なっているということを踏まえますと、単純に医師数のみを比較して論ずることは適切ではないと思いますけれども、数字の上ではおっしゃるとおりでございます。